なんだかすごいあけっぴろげなタイトルでちょっと恥ずかしいですが、30代半ばの私は最近はじめて、”オーガズム”という感覚がわかりました。(それというのも、すべて私の現パートナーのおかげなのですが…。)
これまで私は日本人男性しか知らなかったのと、日本文化にどっぷりだったことが原因かと思いますが、セックスに対してどこか
「セックスはうしろめたいこと」
「感じたいと思うのは恥ずかしいこと・いやらしいこと」
というような感覚でいました。
だから自分の欲求に正直になれずにいました。セックスはつねに”男性都合”に合わせていたのです。
でも今のパートナーが言ってくれたのは、「一緒に気持ちよくなることが大事」ということでした。
パートナーと一緒に住み始めてすぐの頃、私はセックスで演技をしてしまっていたようです。そこまで気持ちよくなくても、感じているフリをしていたようです。(演技をすることにあまりに慣れてしまっていたので、自分がしていることすら気づきませんでした。)
でもパートナーはそれが分かるらしく、
「演技しなくていい」
と言いました。
と…。
かなりのカルチャーショックでしたが、それ以来私は、恥ずかしがることをやめてみました。
自分が気持ちよくなるように体勢を変えてみたり、少なくとも「任せっきり」にはしなくなりました。
するとどうでしょう。ある時、目の前がふわ〜っと真っ白になって、自然に涙が出てきました。
愛を感じる気持ちでいっぱいになったのです。
身体もそれにともなって、溶けていく感じ、お互いの境界線がなくなるように感じます。
ひとつのものになったような感覚。
としばらく放心状態…。
オーガズムというものを知った瞬間でした。
セックスは相手があってするものだから、どちらか一方的な快楽追求では、真の気持ち良さには到達できないのです。
日本の話に戻りますと、(あくまでも私の個人的な意見ですが)日本人男性はアダルトビデオでやっているような激しさや非日常的な刺激を求めることが多いですよね。
激しく刺激して女性の苦しい顔を見るのが好きな人も少なくないようです。それが”男らしさの象徴”みたいな価値観もあるのかもしれません。
そのうえ普段はマスターベーションで処理していたりするから、自分でする強い刺激に慣れてしまって、女性の膣内では感じることができなかったりします。
目の前の女性を愛しているからセックスするというより、性欲処理のための愛のないセックスも実際多いと思います。
日本人女性はオーガズムを経験したことがない人の割合が世界的に見ても多いという調査結果がでているのは、その影響が大いにあるでしょう…。
このことから私が言いたいことは「もっと愛されてください」ということに行き着きます。
愛を求めていい、愛(快感)を求める自分を恥じないでいい、ということ。
まずはじめに自分を愛することで、周りの人、特にパートナーは、自分を大事にしてくれるようになります。
せっかく出会った好きな人だから、一方通行ではなく「交流」したいですよね。ずっと一緒にいたいならなおさら、二人の関係性はよりナチュラルなものであることが大切です。
その入り口として、”セックスを二人で一緒に楽しむ”ということはとても重要だと思ったのです。
それも、表面的ではなく「心から」です!
もしもセックスに対してパートナーに思っていることがあるならば、きちんとそれを伝えてみましょう。
気持ちよくないなら無理に合わせたり演技しなくていい。
そして、「こうしてほしい」を言ってみる。
もしもそれごときで気持ちが離れたりするような男性は、そこまでの男性だったということです。
あなたを大切にしてはくれませんので離れましょう。
女性のみなさん、
のびのび愛を感じましょ!
この記事がどこかの誰かの何かのヒントになることができたら幸せです。
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