性関係の体験談を見ていてよく出会うのが、「膣の締まりをよくしたい」といったような女性の悩みです。
彼氏に「もっと締めて」と言われたり、挿入ではフィニッシュできないことがあったりとかで、「私の膣の締まりが悪いからいけないんだ…」となってしまっている女性が多い印象を受けました。
なんだかおかしい。
性の不都合って、たいてい女性側に「改善」を求められたりしないでしょうか?
- もっと大きいバストがいい
- 下着は清楚なものがいい
- 声は控えめに色っぽく
- エロいのがいいけどエロすぎはだめ
- 若いほうがいい
- 締まりのいい膣がいい
みたいな…。
なんだか女性の側が「どうやって男性に好かれようか」「どうやって喜ばせられるか」と常に頑張っているのを感じます。

男性側の努力が足りない部分もあるのではないか?と。
私は平均よりは少しだけ多めな性体験を積んできたと思います。それでもいろんな男性がいました。
これまで知ってきた男性を10人とするならば、本当に「気持ち良い」セックスをできたのは3人くらい。
その3人の共通点は、「女性が気持ちよくなることをよく考えてくれている」というところです。
セックスにおいて女性が気持ちよくなることをよく考えているからこそ、下手に小細工をする必要がないのです。とてもシンプルで王道なセックスをします。
それだけでお互いに気持ちよくなれることを知っているからです。
一方、ただ激しいだけだったり、非日常的なものを求めたり、自分本位なセックスをする男性は、女性の気持ち良さなんて重要ではありません。
たとえ女性が演技していたとしても気づくことができず、勝手に「満足させた」と満足していたりします。
やたら「気持ちいい?」「オレの○○どう?」などと聞いてくる男性も、本当の女性の気持ち良さが気になっているわけではありません。
「気持ちよくさせてる自分、スゴイ」と思いたい自分目線でしかないのです。
この両者の違いはなにかというと、「そこに愛情があるかないか」です!
好きな人を思い浮かべてみてください。
その人が喜ぶことなら色々としてあげたくなりませんか?
男性側もそれを実践するかしないか、本当に考えているかどうかの違いなのです。

女性側が本当に気持ち良くないセックスは、男性にとっても心からの快楽にはならないのです。
これは女性のことを考えるセックスをしている男性ほど、知っている事実です。
愛情がともなわないセックスは、一時的には気持ち良いかもしれませんが、むなしさを呼びます。
多くの女性が好きな人としかセックスしたくないと思うのと似たように、男性だってセックスに「愛情」を求めているのです。
(その証拠に、いかに風俗店が溢れていても男性は人間同士のぬくもりを求めて「お仕事じゃない関係性」を求めはじめますヨネ…。)
これは男女ともにセックスレスになる原因でもあると思っています。男性本位の愛情のないセックスは、いずれは男性をもむなしくさせてしまうのだと思います。
そしてセックスで我慢をしていることがあるとゆくゆくは、むなしさや自己否定感や相手への不信感が半端なく膨らんでいきます。
なので「愛のあるセックスって大事なんだぞ!」と訴えたくて、この記事を書いています。
かくいう私も”オーガズムとは何か”というのを体感できたのは今のパートナーと出会ってからですが、オーガズムを知ってからというもの、
- 愛情によってどこまでも感度が上がる
- オーガズムは肉体的というよりも精神的なものからくる
- 体の相性もすごく大事
ということを強く感じるようになりました。
オーガズムはそれこそ双方の愛があるセックスでしか感じることができません。
しかし体という形あるものでのことなので、”サイズ”や”締まり”などが大事だというのも、まぎれもない事実です。
男性のサイズは大きくできないかもしれませんが、女性の膣の締まりはもっと良くすることができます。
なので愛のあるセックスが前提の「膣引き締め作戦」については大賛成ですが、もしもあなたが
「セックスの不具合は自分がぜんぶ悪いんだ」
と思っているのだとしたら、それはもうやめにしましょう。

「彼を喜ばせたい」「愛あるセックスしたい!」という人にはこちらの記事もおすすめです。
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