なんだか説明のできないモヤモヤが渦巻いてきたので、その正体について考えていました。
でもどうやら、マリッジブルーなのかなと思っています。
現に「マリッジブルー」をネットで検索してその症状や体験談を知ることで、気持ちが軽くなってきた自分がいます。
私は結婚2回目ですが、1回目の結婚のときはそれはもう激しいマリッジブルーでした。
今回の結婚は前回とは「状況」も「結婚に臨む自分」も「パートナー」もまるで違うのですが、それでもマリッジブルーになることがわかったので、マリッジブルーって普通なんだな、と心から思いました。
この記事のもくじ
自分が経験したマリッジブルー:1回目、当時27歳
相手、相手の家族への不安
自分が経験したマリッジブルーを振りかえってみると…
がやっぱり第1位。
そのほかには、
- 相手の家族との付き合いが上手くいくだろうか?
- 相手の家族に良く見られたい
- ”良い奥さん”・”良い妻”にならなければ!
が大半だったかと思います。
結婚によって”自分を何か別のものに変える”ことになるのが怖かったのです。
結婚式準備の最中に見えた「幻滅」「疑問」でも後戻りできない
マリッジブルーのアンケートを見ていたら、結婚式準備の期間になる人がダントツで多いようです。
私もそうでした。結婚式準備の期間の彼との関係、ここに「結婚への幻滅」「パートナーへの幻滅」の80%や90%ともいえるような大きな転換点があったように思います。
まずその時期、自分の母親が闘病中(実際にはガン末期)だったこともあり、精神的にはとても”ノーマルモード”とは言えない状況でした。
そしてフルで勤めていたこともあり、仕事が終わったら急いで帰ってご飯を作る、というプレッシャーがあります。(すでに同棲を始めていたため)でも結婚式準備には妥協したくない…。
母親にも会いにいきたいけれど、「ご飯作らなきゃいけない」し、「結婚式準備しなきゃ」だし。
結婚式の準備に打ち込むことは、ある意味、母の病気から目をそらす目的があったかもしれません。
それから、母の病気によってどんよりしている家族が私の結婚に”唯一の希望”をもっているというプレッシャーもありました。「私ががんばらなきゃ」「もしかしたら母の病気も治るかもしれない」「私が幸せになることが最大の恩返し」そう思いました。
でも
結婚式準備をすべて私に丸投げする彼に、
私に家事を任せっきりにする彼に、
「もうすぐ母親を亡くすかもしれない不安」を想像してくれない彼に、
不満は募る一方でした。
結婚式の華やかさに反比例するかのようにどんどん大きくなっていく「これでいいのか」という疑問。
しかし「もうちょっと考え直したい」もはやそう言える状況ではありませんでした。
経験からわかったこと:結婚相手の収入よりも「相性」と「サバイバル力」
当時の私はまだ若かったこともありますが、相手の収入や将来の生活設計のことはまったく気にしていませんでした。(私は相手の年収すら知りませんでした。)
そこは問題ではなかったからです。でもそれは今でも変わりません。
生計をともにするのだからお金のことは大切ですが、結局は相手との相性、これに限ると思います。
「一緒に頑張れる人」
「一緒に歩んでいきたいと思える人」
「この人なら!と信頼できる人」
「尊敬し合える人」
「自分を大切にして寄り添ってくれる人」
たとえどんなに高年収で生活が安定していようが、それがもしもなにかのはずみで壊れたとき、
- それでも一緒に頑張れるかどうか
- 人生を一緒にサバイバルしていけるかどうか
- 人生を一緒に楽しめるかどうか
それが大事だなぁと思います。
(あぁ、”病めるときも、すこやかなるときも…”っていうのは本当にこれですね。)
どうやら私の前回の結婚では、この部分が決定的に不足していたのだと思います。
自分も相手もとても若かったし、コミュニケーションも圧倒的に足りなかったのです。
自分の気持ちや状況を相手や周りの人に伝えられる術を持っていれば、また、それとしっかり向き合っていればよかったのかもしれないなと、今では思えます。
でもそれは、今だからこそ思えることです。
あの結婚はあれで良かった。そのおかげで今は新しいパートナーと出会えた。そして結婚の経験から、「パートナーシップでこれだけはしてはいけない」ポイント、「大事にするべきポイント」も学ことができました。
マリッジブルーの人へ伝えたいこと
マリッジブルーは誰にでもある普通のことです。それが一時的なものであれば良いですが、「何かおかしいぞ?」と感じることがあるのなら、その気持ちを放置しない方がいいと思います。
本当に強く思います。
たとえば結婚準備や結婚前の同棲生活を通して相手に対して何か感じることがあるならば、
- しっかり伝える・話し合う
- 自分はなぜもやもやしているのか考えてみる
これが必要だと思います。
そして、
- どんな状況でも「一旦考え直します」と言っていい
ということもお伝えしたいです。
何かの我慢や疑問を抱えながら結婚を強行しても、良いことはあまりありません。
自分がいちばん傷つきます。家族やパートナーを傷つけることにもなるかもしれません。
今ふと思ったのですが、「婚活」って結婚相手を探すことでもあるけれど、結婚という転換点をきっかけにして「自分と向き合う」活動でもあるのだなぁ…、と。
長くなったので今回はこのくらいにします。
続編もおたのしみに!